マンガ週刊誌(7誌)の定期購読を、ぜんぶ電子版に変えてみて分かったこと
「葬送のフリーレン」がエモい …(約1年4か月振りの挨拶) お久しぶりです。何とか生きてました。例によって外出自粛となり、マンガ週刊誌を買いに行くのも難しくなってきた今日この頃。個人的な理念として、週刊誌は紙で基本読むようにしていたんですが(一部例外あり)、いよいよそうも言ってられなくなってきました。 現在、私が購読しているマンガ週刊誌は下記の通り。・少年ジャンプ ・少年マガジン ・少年サンデー ・ヤングジャンプ ・ヤングマガジン ・モーニング ・スピリッツ あれ、少年チャンピオンがないですね…はい… 数年前、社会人として週刊誌は7冊までが限界だと悟ったこと、またどうしても手に入りづらかった(コンビニとかで置いてる数が少なかった)こともあり、泣く泣く購読を止めました。正直後悔してますが、その時は致し方なかったのです。 というわけで、現在購読している7誌のうち、電子版で読んでいるのはモーニング(Dモーニング)のみ。残り6誌はずっと紙で読み続けてきました…が!今回の外出自粛をきっかけに、すべて電子版に切り替えることにしました。 結論としては・・・ 控えめに言って「電子版、最高じゃん…」 です。 理由としては・早い (当日の0時から読める)・安い (紙で買うよりもトータルかなりお得)・面白い (電子版でしか読めない漫画がある) という三拍子揃っているあたりがね、最高でした。 何よりこの外出自粛中に、雑誌を買うだけのためにマスクをつけて外出しなくても済む、というのは予防的な身体面においても、さらに精神的にも非常に良かったと言えます。 今回は、それぞれの週刊誌における「紙から電子版切り替え時のポイント」 、ならびに実際に電子版に切り替えた個人的な所感等をまとめてみました。これから電子版に切り替えようかな、と思ってる方はぜひご参考まで。[読む前に留意してもらいたい点] ・毎号購入する形ではなく、定期購読またはお得に読む形を優先に模索しています。 ・最近電子版に切り替えたばかりの「素人」なので、色々認識間違ってる可能性が大。その辺りはご容赦ください。(何かあればコメント等でご指摘ください) ・すべて個人的主観による感想です。 ・今回の記事で言及しているのが2020年5月時点のものです。また、「紙で購入」の価格算出は、2020年3月の1か月分となります。 では1つ1つ行きますね。(価格表記はすべて税込です) -------------------------------------------■【少年ジャンプ】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :980 円/月 (紙で購入:1,410円) ・アプリ :あり ・WEB併用 :可 ・永続購読権 :あり (定期購読期間に配信された号が対象) ・バックナンバー:読めない(ただしWEB申し込みの場合、申し込み月の配信分は読める) ・オリジナル特典:ジャンプGIGAも読める/特別増刊あり/鬼滅の刃カラー版が読める/ ジャンプ+のポイントがもらえる、等 ・読めない作品 :なし [ビューアー] ・ダウンロード :可 (通信なくても読める) ・全画面表示 :対応 ・目次機能 :簡易(タイトルのみ) ・しおり機能 :あり ・独自設定 :ページ移動タップ範囲の設定が可能/Twitterへの投稿が可能 [定期購読申し込み方法] ・「ジャンプBOOKストア」の定期購読ページ より申し込み ・アプリ「JUMP BOOK」または「ジャンプ+」より申し込み さて、まずは王道のジャンプから。 「ジャンプBOOKストア!」のページから定期購読の申し込みができるほか、「JUMP BOOK」「ジャンプ+」の各アプリからも申し込み可能。WEBで申し込むか、アプリから申し込むかによって契約期間が違うので注意。(アプリは申し込んだ日から1か月間が対象。) トップページはもちろんのこと、各ページからの定期購読を申し込むための導線が分かりやすい。 意外にここが出来てないサービスは多いので、さすがジャンプといったところ。 料金のお得さはそこそこだが、永続購読権があるのは嬉しい! またジャンプGIGAもセットで読める のは、ガチ勢としては嬉しいのでは。その他、増刊的なおまけもあり。現時点では連載陣の初期読み切り作特集を配信。あとは「鬼滅の刃 」最新話のカラー版が読めるのは中々すごい、「ジャンプ+」では定期購読者限定のプレゼンキャンペーンなども実施している。 「鬼滅の刃」のカラー版が読めるのは、電子版だけ!?閲覧はWEB・アプリどちらでもOK。 アプリからの閲覧は「JUMP BOOK」と「ジャンプ+」の両方で可能。ビューアとしての機能はほぼ変わらないので、どれを選んでもOK。ただし、目次機能はWEB版が一番見やすいのは何故なのか。基本はアプリで読むのが便利で、ダウンロードしておけばオフラインで読む事も可。 ジャンプ以外の雑誌や単行本とセットで読むなら「JUMP BOOK」、「ジャンプ+」自体を楽しんでる人は「ジャンプ+」、という使い分けになるか。さすがNo1雑誌という事でポイントは押さえられてる 感じで、大きな不満点はなし。ただジャンプは付録がついてくる場合が多いので、そこを許容できるかが分かれ目。 -------------------------------------------■【少年マガジン】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :840 円/月 (紙で購入:1,200円) ・アプリ :あり ・WEB併用 :可 (ただし作品単位での閲覧に限る) ・永続購読権 :あり ・バックナンバー:あり(有料) ・オリジナル特典:過去作やWEB移籍作品の無料連載あり ・読めない作品 :あり (はじめの一歩/グラビアなど) [ビューアー] ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない) ・全画面表示 :非対応 ・目次機能 :あり(タイトル+作品イメージ) ・しおり機能 :なし ・独自設定 :コメント機能/各作品ごとに1話単位で購入が可能 [定期購読申し込み方法] ・「マガポケ」の週刊少年マガジン定期購読ページ より申し込み ・アプリ「マガポケ」より申し込み まず公式サイトからの申し込みページが分かりづらい。一度マガポケに遷移した上、そのマガポケ上でも定期購読をどこから申し込んだら良いか、をすぐに探せない。で、たどり着いたとしても少年マガジンの定期購読サービス自体がかなり悩ましく、雑誌掲載作品だけを追いかけたいのであれば「DAYSもっとプレミアム」を申し込んだ方が断然お得。 「DAYSもっとプレミアム」との違いは、オリジナル特典である「過去作品やWEB移籍作品」や、オリジナル連載を多数読める こと。 ボリューム的にはお得と言えるが、過去作品は連載形式になってるので、途中から読む事になるのが難点。ただし、1話ごとに遡って1話単位で購入できるので、面白そうなら最初から読んでみるのもアリ。個人的には「君が僕らを悪魔と呼んだ頃 」が気になったので最初から読んでるところです。 WEB移籍作品は、だいぶ前に掲載していた「インフェクション 」、最近まで連載していた「ネクロマンス 」などが読める。サフィにまた会えてニマニマできるのは嬉しい!ただオリジナル連載含め、ある程度待てばマガポケ上で無料で読める。(レンタル扱いのため、読める期間が限られる) 最新話をいち早くチェックできること、レンタルではなく「永続購読権付き」なのでいつでも読み返せるのがポイント。 また毎週サフィにニマニマできるのです。 もう1つ、全掲載作品について、この「永続購読権」がある事が、「DAYSもっとプレミアム」との大きな違い になる。前の話や読み切りなどを読み返したい時は、これが無いと別途有料だったり、そもそも読めなかったりするので、ここに価値を感じる人は迷わずGO。 ビューアーは自分の環境(iPad mini)だと全画面表示にならない のが気になる。僅かだが、日付や時刻、バッテリー残量などが見えてしまうのは残念。ただ動き自体はヌルヌル動くので良い。また作品ごとに前の話へ飛べる作りになってる のが親切。 最後に、現連載において「はじめの一歩」が読めない。 が、これはどの電子版でも共通なので致し方なし。最早どうでもよくなってきている感はあるので、そこまでダメージではない。毎週読んできた習慣がなくなるのは痛いが、外出自粛が収まったら毎週コンビニで立ち読みかな、と。 -------------------------------------------■【少年サンデー】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :1,080 円/月 (紙で購入:1,280円) ・アプリ :あり ・WEB併用 :不可 ・永続購読権 :あり ・バックナンバー:あり(有料) ・オリジナル特典:毎月ポイント進呈あり ・読めない作品 :なし [ビューアー] ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない) ・全画面表示 :非対応 ・目次機能 :簡易(タイトルのみ) ・しおり機能 :なし ・独自設定 :ターボモード [定期購読申し込み方法] ・「サンデーうぇぶり 」のアプリより申し込み ※WEBからは申し込みできない WEBからだと定期購読の導線は分かりづらい…(アプリも決して分かりやすくない) 何ていうんですかね、定期購読をさせたくないんじゃないかと勘繰ってしまうほど。 で、少年誌の定期購読としては最も高い…!強気な価格設定。 1か月コース1,080円、6か月コースだと6,400円。え、80円しかお得になってない んですけど、マジですか。 しかもWEBでの提供はなく、アプリでしか読めない、特典としての定番である「電子版でしか読めない作品」等が基本ない 、となると、あまりテンションが上がらないというのが正直なところ。過去の名作掲載や、サンデーSなどの作品の一部が読める特典をつけるなど、もう少し頑張ってほしい。 唯一、毎月468ポイントのボーナスポイント がもらえるのがメリットか。1話あたりのポイント消費が30Pとなるため、15話ほど楽しめるのはありがたい。 ビューアーは最低限の機能は有しているものの、メニュー下部にある「次へ」「前へ」ボタンは、同じ号の次の作品に遷移すると勘違いする。※実際は前の号/次の号へ遷移するボタン 1話ごとに読む作品単位だと問題ないかもしれないが、雑誌として考えると不親切。 また、完全な全画面表示とはいかず 、日付/時刻やバッテリー残量表示が残ってしまうのが残念。ちなみにスクリーンショットを行うと警告が出てくる…うーん。。。 集英社/講談社と比べると、小学館は電子版への取り組みが少し遅れている印象。好きな作品も多いので、ぜひ挽回してほしい。 それにしても「葬送のフリーレン」は良かった…突如舞い降りたサンデーの光 ですよ。 -------------------------------------------■【ヤングジャンプ】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :1,300 円/月 (紙で購入:1,440円) ・アプリ :なし ・WEB併用 :WEBのみ ・永続購読権 :なし ・バックナンバー:あり(1年分が読み放題) ・オリジナル特典:WEB移籍作品が読める/特定作品のフルカラー版が読める ・読めない作品 :なし [ビューアー] ・ダウンロード :不可 (通信してないと読めない) ・全画面表示 :非対応 ・目次機能 :簡易(タイトルのみ) ・しおり機能 :なし ・独自設定 :なし [定期購読申し込み方法] ・「ヤングジャンプ定期購読デジタル 」のページより申し込み ※アプリでは単話しか購入できない 少年ジャンプと違い、打って変わって分かりづらい定期購読への導線。。。ってか他社の電子書籍サイトに対する導線の方が強いんですが、それで良いのか?と疑問を持たざるを得ない。と、色々と不満(文句)がありつつも、特典が個人的に刺さってるのでアリ と判断。いやアプリも無いし、正直もう少し安くしてほしいところですが… 本誌で連載していた「まくむすび 」や「DINER ダイナー 」、「TIEMPO-ティエンポ- 」といった作品の続きが追えるのが素直に嬉しい。あとウルトラジャンプへ移籍した「銀河英雄伝説 」の続きも、何と読めるじゃないですか!いいよいいよ、こういう特典が良いんです。 面白い作品は移籍しないのが一番ですが。 あとは「かぐやさまは告らせたい 」「シャドーハウス」のカラー版、懐かしの「封神演義」、「GANTZ」などのリバイバル連載もあり。この辺のおまけもありがたく読ませてもらってます。 で、不満点はやはりアプリ無しによる、圧倒的な見づらさ。 ここはぜひ改善していただきたい。iPad miniだと次ページが微妙にちょっとだけ見えてしまう作品があり、大きなマイナスポイント。 こんな感じになる。ちなみに「久保さんは僕を許さない 」は最高だと思ってます。 基本的に縦で見たいので、横の見開きで見れば良いという話でもなく。あと全画面表示も当然ながら出来ないので、ここもマイナスポイント。 そもそも「ヤンジャン!」ってアプリがあるじゃないですか…何でそれと連携しないのよ … 最後に…永続購読権がないこと、ここも大きなマイナスポイント。高い月額料金にも関わらず、1年間しか見れないのは残念 すぎる。アプリ対応と永続購読権、ここをぜひ改善してほしい。 -------------------------------------------■【ヤングマガジン】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :960 円/月 (紙で購入:2,050円) ※上記はDAYSもっとプレミアムの場合。DAYSプレミアムの場合は720 円/月 ・アプリ :あり ・WEB併用 :可 ・永続購読権 :なし (最新号を含む過去4号分のみ閲覧可) ・バックナンバー:ほぼ読めない(上記のとおり、過去4号分まで) ・オリジナル特典:全20誌が読み放題/毎月200pt進呈 ・読めない作品 :ヤングマガジン本誌掲載作品ではなし [ビューアー] ・ダウンロード :可 (WEB版は通信でも読める) ・全画面表示 :対応 ・目次機能 :簡易 ・しおり機能 :なし ・独自設定 :前後の作品の移動ボタンあり [定期購読申し込み方法] ・「コミックDAYS 」のページより申し込み ・「コミックDAYS」アプリより申し込み ※プレミアム/もっとプレミアムどちらのプランでもヤングマガジン定期購読は対象となる ヤングマガジン単体としての定期購読プランは無し。 その代わりといって良いか、良い意味で悩むのだが、ヤングマガジンの定期購読を含んでいる「「DAYSもっとプレミアム 」が強烈すぎる …※「DAYSプレミアム」でもヤングマガジンは対象となりますが、やはり「DAYSもっとプレミアム」しか選択肢はないでしょう! 講談社のメジャー漫画雑誌をほぼ網羅 しており、電子版を主軸にするのであれば、最早入らない理由はない。ヤングマガジンだけでも、余裕で元が取れている という、恐ろしいほどのコスパ。そして何より、どこよりも分かりやすい定期購読への導線。ヤングマガジンのサイトトップ へ行ったら、気が付いたら「DAYSもっとプレミアム」を申し込んでる ぐらいのスマートさ。講談社が電子版に勝負をかけているのが伝わってくる。素晴らしすぎる。 ただし、この価格なので文句は言えないが、永続購読権はないので注意。 まあこれで永続購読権あったら、それこそ講談社が爆死してしまうよね。過去の作品を見たくなった際は、毎月もらえるポイントを使って単行本を買うか… ヤングマガジン単体のサービスではないため、過去のヤングマガジン作品が読めるなどの特典は一切なし。まあそれも潔しか。そもそも20誌見れることが最大の特典なわけで。 ビューアーの使い勝手は、シンプルが故に、特に大きな不満はなし。 ぬるぬる動きます。アプリであっても、ダウンロードしなくても読めるのはマル。(容量圧迫してしまうので) とりあえず、「DAYもっとプレミアム」は絶対入っておいた方が良い 、と断言。 -------------------------------------------■【モーニング】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :500 円/月 (紙で購入:1,600円) ・アプリ :あり ・WEB併用 :可 ・永続購読権 :あり ・バックナンバー:なし ・オリジナル特典:電子版限定作品が多数あり ・読めない作品 :あり (バガボンド/レベレーション(啓示)) [ビューアー] ・ダウンロード :可 (WEB版は通信でも読める) ・全画面表示 :対応 ・目次機能 :あり(タイトル+作品イメージ+簡易解説あり) ・しおり機能 :なし ・独自設定 :切り取り/シェア機能 [定期購読申し込み方法] ・「Dモーニング 」のページより申し込み ・「Dモーニング」アプリより申し込み 2014年からスタートした「Dモーニング」、個人的にずっと愛用してきており思い入れも深い。個人的に週刊誌の定期購読といえば「Dモーニング」 、が刷り込まれており、これを軸に他のサービスを比べてしまっている。 単体のサービスとして、出来は素晴らしいの一言。 500円という破格の価格、にも関わらずDモーニングオリジナル連載の多さ。 大ヒット作「あせとせっけん 」も、最初はDモーニングのみの連載だったんですよ。このオリジナル連載のクオリティがめちゃめちゃ高い、かつオリジナル読み切りなども充実。 Dモーニング最大のヒット「あせとせっけん」。現連載の中でも最高レベルのいちゃラブ作品です。めでたく本誌へ移籍! ビューアーも使いやすく、全画面表示は当然のこと、ぬるぬる動く。目次もビジュアル的にわかりやすい、今の時代に合わせて「切り抜き」&「シェア」機能まで装備している という素晴らしさ。もちろん定期購読への導線も完璧。電子版の雑誌はこうあるべきよね、という理想形 がここにある。 にも関わらず、後続のサービスが続かないのは一体何故なんだろうか…たしかにDモーニングは商売っ気がなく、それがユーザーにとっては素晴らしいのだが、ビジネスとしてはNGなのだろうか。 さてちなみに前述した「DAYSもっとプレミアム」にはモーニングも当然含まれている。 が、ここは敢えて「Dモーニング」を押したい 。オリジナル連載のクオリティ、サービスとしての使い勝手、そしてワンコインという価格設定。何よりもこの素晴らしいサービスが継続するように、応援してほしいです。 ※「DAYSもっとプレミアム」はDモーニングのオリジナル連載は含まれていません。 -------------------------------------------■【スピリッツ】 ------------------------------------------- [基本要素] ・月額料金 :定期購読プランなし (各電子書籍サイトにて購入) ・アプリ :なし ・WEB併用 :- ・永続購読権 :- ・バックナンバー:- ・オリジナル特典:- ・読めない作品 :- [ビューアー] ・ダウンロード :- ・全画面表示 :- ・目次機能 :- ・しおり機能 :- ・独自設定 :- 何と!2020年5月時点において、スピリッツは定期購読メニューが無い …マジか… 「やわらかスピリッツ 」というWEB漫画サイトはあるものの、こちらもアプリなし。うーん、色々勿体無い。名作揃いのスピリッツですので、やりようはあると思うのですが。 小学館としては「後付け雨戸 LIXIL/TOSTEM 雨戸一筋 半外付型 壁付タイプ ルーバー雨戸 3枚 鏡板付戸袋 オーダーサイズ 幅一筋W2540〜2951×高さ一筋H908〜1361mm 台風対策 」に注力しているようで、ここに集約させている…のか?いやそんな事もないような。ここはここで素敵なオリジナル作品が多数連載されており、また違う戦略のような気がする。 さて定期購読がない以上、メニューの評価もできない、となると電子版をどこで買うのがお得&管理しやすいのか 、という観点で見てみると、個人的には「ebook japan 」を押したい。金曜日は全ユーザーが20%のpaypayボーナス 、ソフトバンク系ユーザーはさらに+10%、その他、割引クーポンの配布なども定期的に行っており、トータルでけっこう安くなる。 ※1冊400円で計算すると、120ポイントが還元される のはけっこうデカイ。 ※ソフトバンク系ユーザーは日曜もポイント還元あり 週末がお得、という事なので発売日すぐに読みたい、という人には全く向かない。むしろスピリッツは金曜発売、と認識するのが良いのかも。「新刊自動購入」と いう機能があり、定期購読に近いような形で読める。ただしこの場合、大量のポイント還元は行われず、お得に買う事は出来ない。 ビューアーは全画面表示もできるし、ダウンロードせずに読むことも可能で、申し分なし。 と書いてきたが、やはりお得度やオリジナル特典を準備した上で、スピリッツ公式として定期購読するメニューを用意してほしい 、というのが読者としての切なる願い。スピリッツ編集部の皆さま、ぜひご検討を! -------------------------------------------■【結局どれくらい安くなったのか】 ------------------------------------------- というわけで、少年チャンピオンを除く全7誌の週刊マンガ誌を、紙から電子版に切り替えてみた所感を綴ってみました。(Dモーニングは前からですが) ちなみに、この7誌を紙で全て購入した場合、2020年3月単月で見てみると10,960円 となりました。これを定期購読プラン+スピリッツのみポイント還元を割引として組み込んで計算すると…7,040円 ! 何と1か月で4,000円近くも浮く 事になりました。年間5万円近いですね…ちなみにマガジンやモーニングを全て「DAYSもっとプレミアム」に集約した場合は5,700円となります。こちらを選択する人も多いでしょう。約半額か… 永続購読権などの問題はありつつも、結局紙の雑誌だと最終的には捨てていたので、むしろいくつかの雑誌はこれまでよりも良い感じになったとも言えます。 ※大体紙の雑誌は半年~1年ぐらいで捨ててました。さすがにこの数は、部屋に収まりきらない。コスト面でいうと、ほんとデメリットはない ですね。 -------------------------------------------■【電子版と紙の違い】 ------------------------------------------- さて色々と電子版のことを語ってきましたが、一方で、やはり「紙」と「電子版」というのは、当然ながら読書体験に違い が出ます 人生の長い時間を、紙で読んできた体験、特にジャンプなんかは30年以上の習慣です。習慣を変えるという事は、けっこうなストレスでもあるんですが、今起こっている出来事は、間違いなく習慣を変えなければ対処できない事なので。これをきっかけに、人生の習慣を変えてみた次第です。電子版って、今どれくらい読み進めているのかが直感的に分からない んですよ。 いや、上記のようにタップすればスクロールバーがどれくらい進んでるかでわかるじゃん 、と思うかもしれませんが、そういう話じゃないんです。 ページを捲っていって、残りのページが少なくなっていっているのを、指で、手で、腕で、身体全体で感じる。 そのアナログ的な良さが、電子版ではどうしても味わえない。いや仕方ないんですけどね。 他にも、紙ならではの質感、特に表紙なんかは顕著に出ます。 やっぱね、紙はいいんです。本を読むという行為は、紙だからこそ だなぁと。本当に好きで大事な作品は、出来れば紙で読みたいと思うのです。(単行本は、未だ紙の方が多いかな…) けれど、上記を吹き飛ばすぐらい、電子版の魅力・便利さも捨てがたく。これからも併存していくんだろうなぁ というのが個人的な予測、いや願望なのかな。 -------------------------------------------■【風呂読のススメ・電子版】 ------------------------------------------- で、私は風呂の中でマンガ(雑誌・単行本問わず)を読むのが日課 です。 こうなると、風呂の中で電子版をどう読むかが問題 になります。前述しましたが、私の愛機iPad mini(第5世代)は防水ではありません。何らかの対策をしなければならないんですね… というわけで、防水ケース買いました。 「Deepsonic iPad mini 4 防水ケース タブレットケース 」という商品です。※iPad mini 第5世代対応してます。 まだ使い始めて日は浅いのですが、いいですコレ。 密閉感があって安心して使えますし、そんなに重くもなく、操作周りも問題なし。装着の手間は少しかかりますが、慣れてしまえば何てことなし。むしろリビング用と風呂用で、iPad miniをもう1台導入しようかと検討してるぐらい。 いやー、これで風呂読も快適に続ける ことができます。 まあ課題は、これまで読み終えておしまいだった風呂読が、終わりどころが難しくなってしまったこと。いや、だってどんどんいろんな作品読みたくなるじゃないですか…ただでさえ長かった風呂の時間がさらに長くなり、非難が出始めてるところが欠点でしょうか! -------------------------------------------■【まとめ】 ------------------------------------------- 電子版に切り替えてみて、最大のメリットは「楽」になったこと 、に尽きます。 「お店や売店などで買う」という行為がなくなる事が、こんなにも楽になるとは。0時過ぎたら読めるという点も良いですね。ワンピやキングダムなど、続きが気になるけど、その日の夜まで我慢することが多かった(仕事終わってからが基本だった)ので、いつでもどこでも最新話が読めるという体験 は、なかなか他には代えがたいものがあります。 コスト面のメリットもあり、Web限定の作品が読めるなどの特典もあり、けれど紙の良さという体験の一部は失われてしまったり。全てがWinなわけではないですが、それでも今この時代に、こういった環境がちゃんと整っている事はすごい事で。人の習慣を、価値観を根こそぎ変えてしまう 、そんな転換期が、まさに今なんだだと思います。 私のように「変えざるを得ない」という人は沢山いるのではないでしょうか。けれど、「変えた」先に、また新たな体験が待っている ことは間違いありません。電子版の普及がより加速していくことで、この業界がより幸せな世界になることを願って止みません。皆さんも電子版・定期購読をはじめてみませんか。 -----------------------------------------------------------------
一人でも多くの人に届いてほしい。「はなまる魔法教室」
こんな素敵な作品を、ここで終わらせちゃ駄目だ。 読み終えた時に沸き起こった思い。 この「はなまる魔法教室 」という作品が本当に素敵で。 2017年に一目惚れの表紙書い。中身を読んでさらにガチ惚れ。 続刊が出るのを心待ちにし、2巻が発売されて更に惚れ込んで。 3巻が出るのを心底待ち望んでいたけれど、一向に発売されず。 まさか見逃した?そんなハズは。。。いや、まさか。打ち切り。 「裏サンデー」でWEB連載されていたこの作品、 3巻が出せる話数があったにも関わらず、単行本の発売自体がなくなったそうで。んな馬鹿な。 こんな素晴らしい作品を、素敵な作品を、打ち切りにするのもありえないのに、 単行本を最後まで出さずに、そのままお蔵入りさせるなんて。 ありえないでしょう。こんなにも心に響きわたる作品なのに。 そんな風に思った人が沢山いたのでしょう。 読者の声が作者に届き、まさかの作者自ら自費出版で3巻を刊行 。 速攻で購入。3巻も素晴らしかった。更に惚れ込んだ。 この作品の続きを、もっと読みたいって、心の底から思った。 そんな3巻のあとがきでの、作者コメント一部を抜粋。>この漫画はお話がまだ途中です。 >他のクラスのみんなのこと、生まれてくる色々な魔法。 >魔法でいっぱいになった教室の日常。 >まだまだ描きたいことはあります。 > >ここで、ひと段落にはなりますが、 >また続きを描きたいと思っています。 こんなコメント見たら。 応援するしかないじゃないか。 よし。 もはや何の力も持っていないサイトではあるけれど、 それでも1人でも多くの人にこの作品を届ける一助になれるのであれば。約2年弱振りぐらいにサイト更新してみることにしました。 超重い腰をあげたくなるぐらい、大好きな作品なんです。 「はなまる魔法教室 」全ての世代におすすめしたい。うちの子供にも読ませたい。 昔、当サイトのことが好きで来てくれていた人たちへ、今一度お伝えしたいことがあります。 この「はなまる魔法教室」という作品が素敵だということ。 自信を持っておすすめします。 どんな作品なのか、少しだけ紹介しますね。 ----------------------------------------------■魔法使いの先生がやってきた ---------------------------------------------- 黒森小学校6年2組の担任として赴任した、十色魔彩先生(愛称はマーヤ先生)。 彼女が全校生徒の前で言ったこと。「私は魔法を教えてたのよ」 何の冗談?と最初はまったく信じていなかった生徒たち。 けれど、マーヤ先生が繰り出す魔法の数々に圧倒される。 クラスメイトが突然蛙になり、先生は教室を飛び回り、見えない何かでクラス全員が縛られる。 普通の小学生たちの前に、突如現れた「魔法」の世界。 マーヤ先生は言う。アンタ達に魔法を教えるために来た、と。 一般小学生の中から、魔法の資質がある子を探す。 ただ、それはあくまでおまけ。 それよりもしたいことがある。 それは、クラスみんなの、色々な「すごい」を見たい。クラス中を花丸でいっぱいにすること。 そんなマーヤ先生と、29名の生徒たちで構成された6年2組。 小学6年生。大人と子供の狭間である微妙なお年頃。 子供から大人へと成長する狭間だからこそ、 魔法という存在に、無垢な気持ちと打算的な気持ちが交差する。交わりから描かれるのは、子供たちの成長。 クラス合計30人で織り成す、とても優しくて心温まる魔法の物語。素敵なスクール・グラフィティの、始まりです。 ----------------------------------------------■魔法が紡ぐ、子供たちの成長 ---------------------------------------------- 生徒たちから生まれる魔法は、一人一人異なる。 魔法が生まれる時期も人によってバラバラ。 ただ1つだけ、生まれてくる魔法には特徴があって。「心が…何かを強く望む時に、魔法は生まれることが多いの。」 心が何かを強く望む時。 それは子供たちがずっと抱えていた想いそのもの。 そんな想いが、「魔法」という形となって子供たちの前に現れる。 けれど、「魔法」は万能じゃない。 「魔法」で全ては解決しなくて。 むしろ新しい問題も出てきて。 どうやって使いこなすかも分からなくて。 だからマーヤ先生がいる。 生徒たちは、一人一人生い立ちも違えば、持っている資質も違う。 だからこそ、一人一人違う悩みや想いを持っている。 「魔法」の勉強、使い方や接し方を通じて、彼女が生徒たちに教えること。「あれは君の立派な才能よ。あなたは魔法の才能なんてなくても、大丈夫よ。」 「自分の心の声なんてさ、自分でさえ普段聞こえないんだから、人には言わなきゃとどかないよ。」 それは、生徒たちがより前に進んでいくために大事な道しるべ。 ワクワクして、ドキドキして、モヤモヤして、グズグズして。 自分の中の色んな感情が、人と交わりながら形を変えていく。 そんなことを、同じ目線に立って、教えてくれる。気づかせてくれる。 「魔法を使う上で一番大切なことは何か……きっとアタナならわかるハズよ。」 ああ、そうか、魔法はきっかけに過ぎないのか。 この作品で描かれるのは、魔法という非日常との関わりを通じた、子供たちの成長なんだ。 だからこんなにも、温かい気持ちになれるんだ。 すごいなぁ。なんて素敵な物語なんだ。 ----------------------------------------------■これぞ新たな児童文学の形、か。 ---------------------------------------------- 魔法という言葉を聞くと、ワクワクしませんか? そのワクワクをそのまま体感できる のが、この作品なんです。 100個以上の魔法を持つマーヤ先生。 次から次に飛び出してくる魔法の数々に、読者の心もガッと掴まれるハズ。こんな魔法教室の一員になってみたかった。 読み終わった時に、きっとそんな感情が押し寄せて。 この物語からもらったワクワクや優しさを、誰かに届けたくなるんです。 何だろう、これは。 読者の誰かが言っていました。これは「児童文学」ではないか と。 なるほど、ストンと腹に落ちた気がします。 いつの時代も子供に愛される児童文学。 そう、それは子供だけじゃなくて、大人の心にも響くのです。 ああ、やっぱり素敵だ。 素敵な作品なんだ。 一人でも多くの人に、読んでもらいたい。 そして、この物語の続きが読みたいんだ。 それにはきっと、みんなの力が必要で。 もし、少しでも気になったのであれば、ぜひ読んでみてください。読んでくれたみんなに、花まるあげちゃう! さあようこそ、「はなまる魔法教室 」へ。 素敵な魔法の世界が、あなたを待っています。 ---------------------------------------------------------- ⇒裏サンデー | はなまる魔法教室 ⇒はなまる魔法教室3巻 時期によっては、電子書籍1巻は無料で読めるところもあるので、 気になった方はまず1巻をぜひ読んでみてください。 ぜひその後2巻を、そして自費出版の3巻まで購入してもらえればと思います。 個人的には何度でも読み返したくなるから、書籍がおすすめです!商業だからこそ「売れるという実績」が大事 だと思います。 良い作品を残していくことが、きっとこの業界の未来にも繋がるはず。 なーんて大層なことを言っていますが、 詰まるところ個人的に続きが読みたいという一心に尽きる わけで。 連載が再開できるのであれば、元の場所(小学館)でなくても良いかと。 最近移籍するパターンも増えてきましたもんね。 もし編集者の方がこのエントリを読まれたのであれば…ぜひ考えてみてください! 何度も何度もワンパターンのように言いますが…本当に素敵な作品なんです。 どうぞよろしくお願いいたします。 ----------------------------------------------------------井上 知之 小学館 (2017-06-19) 売り上げランキング: 83,720
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『いちごパンツ』をもう一度~12年振りの「いちご100%」感想~
祝★いちご復活! 何よりもまずはそれに尽きます。 それにしても…まさか12年経って「いちご100%」の新作を公式に読む事が出来るなんて・・・ 作者である河下先生も「12年前はこのマンガを再び描くことになるなんて、100%思ってなかったんですけどね…」 と巻末コメントで述べてるぐらいなので、読者である我々もまさかホント思ってなかったわけで。 最近いろいろな作品が復活する事が多い世の中ではありますが、 まさか「いちご100%」が・・・うーん色々複雑な想いはあれど、やっぱり嬉しいです。 さて当ブログとしても、いちご100%の感想を書くというのは12年振り です。 正直、昔のようなテンションでは書くことは難しいですが、 「いちご100%」という作品をこよなく愛した身として、やっぱり感想を述べたい気持ちが収まりません。 だから、書きます。いちご100%の感想を・・・ッ! 今回感想を書くにあたり、改めて1巻から読み返しました。 何度も何度も読んできましたが…何度読んでもやっぱり名作でした。 ラブコメの最高傑作だと思うんですよね、ガチで。 さあ、それではさっそく今回の新作ストーリーである「East Side Story」第1話を振り返ってみましょう。 ※まだ読んでない人は今すぐ「ジャンプGIGA 」を買って読んでからどうぞ。 ----------------------------------------------■始まりはやっぱり「いちごパンツ」から。 ---------------------------------------------- 空から(?)降ってくる「いちごパンツ」の美少女。 ここはやっぱり鉄板ですよね。いちごパンツがなければいちご100%じゃない! ここはまあお約束というか。ここから始まるのが「いちご100%」なんですよ。 それにしても河下先生のいちごパンツをまた見れる日が来るなんて・・・感無量です。 この胸いっぱいの気持ちのまま、いちごパンツについて小一時間語りたいところですが、 私も気がつけば小学生の娘がいるので 、そろそろそういう話は控えさせていただきたく。 けれども一言だけ述べさせてもらうとするならば…! 注目ポイントはここです。東城のいちごパンツに「ひだひだ」がついてる! 実は「いちご100%」連載時に登場したいちごパンツには、 この小さいひだひだが付いている事がありませんでした。 (なおその後の作品で出てきたぱんつには付いてる事があったのを確認しています) いやー私この「ひだひだ」が当時とても好きだったんですよね・・・懐かしい。 で、この「ひだひだ」って何ていう名称だったっけ、と思ってね、「パンツ ひだひだ」 って入れてググってみたんですよ。うちのサイトがトップ に出てきました…_| ̄|○ ま、まさか10年以上も誰もこの話題に触れていなかったというのか・・・ 10年以上も「ひだひだ界」(?)のトップにいたようです。何だそれ。 ちなみに当時の記事 を読み返すと、「ひだひだ」の正式名称を女性読者に聞くという暴挙に出ていました。10年前の自分を殴ってやりたい★ しかし世の中優しい女性がたくさんいらっしゃいまして、 答えは「ピコレース」 だそうです。いやー勉強になりましたね。という話はさておき。 本題はそこじゃないんです。いやいちごパンツも重要なんですが、 やはり今回本当に語りたいのは・・・東城の恋の続き、なんです。 ----------------------------------------------■その恋はまだ、終わってなかった。 ---------------------------------------------- 久々に見た東城は、やっぱり東城でした。 このホンワカした雰囲気・・・東城が醸し出す空気感とでも言うのでしょうか。 それを12年振りに感じることが出来て、じんわりと来ました。 自分は生粋の「西野派」なわけなんですが、東城も好きなんです。 だからこうして久々にその姿を見れたことが純粋に嬉しいわけで。 さて、今回舞台となるのは前回の記事 で予想した通り、「高校卒業~4年後の同窓会までの物語」 までの期間になりました。 順当といえば順当、というか番外編的な位置づけで考えるとそれしかないですよね。 で、今作の男サイド主人公が彼。中間 (なかま)、おそらく高校3年生。 真中(まなか)と中間(なかま)、苗字もそっくりですが 風貌もよく似ていて・・・ってかそっくりすぎじゃね? あまりにも似ているので、東城も思わず二度見したぐらい です。 古本屋の息子で店番をしていた彼のところに、ある日お客としてやってきた東城。 昔の文学作品を探しに来ていた彼女に一目惚れした中間。 ここまでは、まあベタな展開です。が。「見つめ合って3秒。相手が先に目をそらしたら自分のこと好きだって。昔のマンガで言ってた!」 うわ、これ「いちご100%」の2巻であった展開 ですよ。 それを辿りますか・・・ 真中の友達である大草曰く「相手の目を3秒見つめて赤くなって目をそらしたら自分にホレてる」 だそうです!(第9話「いきなり ON THE BED」より) 中学時代、真中に見つめられて赤くなって目をそらした東城。 そして今回も、最後に頬染めて目をそらしたのは東城でした。 なぜこの本屋に定期的に通うようになったのか、そして頬染めて目をそらしたのか。 全ての答えはこの後のシーンで明らかにになります。 お約束のえっちなハプニングが発生。 不意をつかれた東城が思わず口走った言葉。 それは。「び、びっくりするじゃない―――もう、真中くん・・・! 」 この台詞に全てが込められていますね。 直後に東城もすぐにハッと気づきました。 無意識だったのか、それとも自覚がありながら胸の中に抱えていたのか。 その後に見せた東城の表情が物語っていました。 自分の心の中に強く強く残っていた、大好きだった彼のこと。 あきらめたつもりだった、初めての恋。 忘れたくても忘れられていないことに・・・気づかない振りをしていたけど、気づいてしまった。東城は、まだ、真中のことが好きなんですね。 ----------------------------------------------■時の流れでさえ、彼女の想いを変えることはできない。 ---------------------------------------------- さて、ここで改めて状況を見てみましょう。 我々から見ると、「いちご100%」に対しては12年振りという感覚があります。 だからこそ、12年の時を経ても東城はまだ真中に片想いをしているのか・・・と思う方もいらっしゃるかもしれません。 しかしながら、作中ではあの卒業式からまだ1年ちょっとしか経ってない んですよ。「だ、大学は知ってるし!慶法大の2年生!」 中間が東城に対して唯一持っている情報です。 そして今回作中で描かれていた下記シーン。 左上にあるカレンダーに「6」 月、日めくりは「5」 日となっています。 ということはこのコマの日付は6月5日になるわけです。んでもって「出会って1ヶ月…俺達、いい関係築いてきたって自信あるんだ!」 という台詞がありますので、いちごパンツが降ってきたのは5月5日頃と いうわけです。 大学2年生の5月・・・ということで、卒業してからまだ1年ちょっと、というわけです。 1年ちょっと前の状況がどうだったのか。 文化祭で真中に振られた後、その想いをずっと抱えたままでいた東城。 真中と映画や小説の話をして、改めてその想いの強さを自覚した彼女が感じたことは「この恋が実ることはないかもしれないけど、それでもあたしたちはやっぱりつながっている・・・よね?」 真中のことが好きすぎる・・・ ちなみに上記シーンは、東城を描いた数あるシーンの中でも最も色っぽい と思っています。この身体のくねり、表情、全てが最高です。 こんな彼女を、他の誰かにとられてしまうなんて・・・ああもう! そして東城は二人だけの勉強会で禁断を侵してしまいます。「神様、許して―――…」 目撃した唯。事態は急転直下し、東VS西の最終決戦へとなったわけですが・・・ バレンタインデー前日。雪が降り積もる公園で、正真正銘の決着がつきました。 涙の決着。いちご屈指の名シーン ですね。 この後、東城は中学の時から数学ノートに書き続けていた物語を完結させて真中へと送ります。 そこに描かれていた結末は、西野に似た大国の王女ではなく、 どこか東城に似た幼なじみの少女の元へ帰っていった という内容でした。 その結末は東城の中で最初から想定されていたものでしたが、(第1話のラストご参照) 雪の日の後、それを真中へ送った真意は何だったのか。 真中と自分を繋いだ数学ノート。 その「つながり」に自らケリをつけた東城。 それでも結末に込めた想いは、きっと「物語の中だけでも結ばれたい」…そんな彼女の健気な想いかと。 中学3年生から高校3年間の約4年以上、 一途に片想いを続けた東城。 超奥手の彼女が、自ら告白し、キスを自分からするほど好きだった彼のことをそんな簡単に忘れることはできない ハズなんですよ。 それだけ強い想いを知っているからこそ、1年ちょっとでは吹っ切れない彼女の恋心に 今回改めて胸を締め付けられたわけです。 そして、東城自身、今でも恋心を持ち続けることは 自分でもいけない事=続けてはいけないことを頭ではわかっていて、 けど心はそれを許してくれなくて、そんな葛藤がずっと続いていて。 そんな想いが溢れ出してしまったのが「真中くん…!」 の台詞と、この表情なのです。恋心と、葛藤と、罪悪感と。 ぐちゃぐちゃに入り混じった彼女の表情です。 連載中も、こんな彼女たちの表情に一喜一憂していました。 これそ「いちご100%」だな、と思います。 けどね、やっぱり一番見たいのは・・・とびきりの笑顔 、なんですよね。 ----------------------------------------------■おそらく用意されているのはあと3話、ですが・・・ ---------------------------------------------- 今回、新作が掲載された「ジャンプGIGA 」は4ヶ月連続刊行となる予定ですが、一旦そこで打ち切り なんですよね。 河下先生もTwitterで下記のように述べられています。>そして「連載」ですが、私は現在他の雑誌で別のマンガを連載中なので、 >いちごに関しては少なめのページでの短期連載になる予定です。 >そういう訳でボリューム的にも「番外編」だと思っているのです。 というわけで、この番外編は全4話になると思われます。 ってことはあと3話で終了・・・? あと3話で東城が落ちるの?? いやいやそれは無いでしょう。 何といってもいちご100%で最後まで東西対決を続けたWヒロインの一翼が、 番外編の全4話でくっつくなんて・・・許せませんよ。 全19巻、ここまで彼女の想いをずっと見てきたからこそ、です。 彼女はそんな簡単じゃ、ない。 え?番外編一発で美鈴はくっついちゃった って? ま、まあそういう事もあるかもしれませんが、 東城はやっぱり東城ですから! それにしても真中に似ている、しかも年下の男とくっつくのかー・・・ 今回そこだけはやっぱり違和感を感じるところです。 彼女が幸せになることは全力で応援したいのは山々なのですが、「こいつじゃねえ」感は満々です。 いや真中に比べたらいい奴なのかもしれませんけれども。真中に振られたからこそ、真中に似た奴とくっついてほしくない。 これは読者としてのワガママでしょうか。 いや、それでも・・・幸せになってほしいんです。ホントに。 天地でもいいんですよ。そういえば天地はどこにいったんでしょうか。 完全にあきらめたのか・・・「あ、ダメかも。あたしカッコイイ人って苦手だから…」 ダメか・・・ 個人的には天地ならいいんじゃないかなって思うんですよね。ダメか・・・ ----------------------------------------------■全ては最終回エンドへ繋がる ---------------------------------------------- と、色々心配はしているものの、実は最終的には大丈夫なんだろうなと思っています。 その根拠は、河下先生が「未来の幸せは絶対約束されています!」 とコメントしている事もありますが、 最終回のこのコマを見て思うわけなんです。 真中と4年振りに対面した、泉坂高校映研メンバーの反応東城とさつきの表情にご注目ください。 さつきは・・・頬を赤らめています。まだ真中の事が好きなんですね。分りやすいです。 そして東城は・・・素の表情 なんですよ。 古本屋にいた真中似の男の子にドキドキしてしまうぐらい重症化していた彼女の恋が、 この4年後のシーンでは完全に過去のものになっているんだな、と感じました。 だから、きっと、大学2年から4年の間に良い恋をするんじゃなかろうか と。 それが今回の中間くんだとはちょっと思いたくないけれども、 まあ何にせよ幸せになってほしい、それに尽きます。 さあ、というわけで久々のいちご100%の感想を長々書いてまいりましたが、最後に一言をば。 あと残り3回の「いちご100%」番外編に期待したいことはただ一つ。西野を出してください・・・ 留学先のフランスから一時帰国した際にバッタリ!なーんて感じで。 ホント、河下先生が描く西野をもう一度・・・見たい・・・です・・・ もし念願が叶った際は。約束しましょう。西野復活祭りを・・・! ------------------------------------------------------------ <参考記事> ・12年振りに「いちご100%」が連載復活する事について一言。 ・「幸せ」をありがとう。いちご100%、完結。 ・いちごフィナーレ~西野エンドに祝福を~ ・結果発表!!いちご100%人気キャラ投票ファイナル!~女性キャラ編~ ・『いちご100%』復活!?「EAST SIDE STORY」に期待すること (ヤマカム) 「いちご100%」、今なら3巻まで無料で読める みたいですよ!(Kindleは2017年5月11日まで) 昔読んだ人も久々に読み返してみてはいかがでしょうか! ------------------------------------------------------------ 久々のいちご100%感想・・・大変でしたが楽しかったです! 残り3回も・・・やるか…も…?皆さんの感想もぜひお聞かせください。
12年振りに「いちご100%」が連載復活する事について一言。
朝ヤフーニュース見てたらぶったまげました。 まさかヤフーニュースのトップに 「いちご100%」が掲載される事があろうとは…後にも先にもないのではないだろうか。 と、同時にびっくりした事がもう1つ。12年て。 12年も経ちました!?嘘だー 12年って相当ですよ、その時生まれた女の子が女子中学生になる歳月ですよ、 それぐらい12年という数字は…重いッ! 信じられなくて、死ぬほど久々に過去の記事を見直してみました。ガチだった… 2005年8月1日(月)。 ※誤記修正しました… ジャンプ誌上で最終回が掲載された日です。 あれから約12年の月日が流れてたんですね… んでもって当時の記事を読み返すのがあまりにも恥ずかしく。 今見ると本当に酷い。酷すぎる。(色んな意味で) いや、それはそれで当時の自分から生まれたものなんですが、 やはり若さというものは恐ろしい…あんな事やこんな事、 今だと恥ずかしすぎるような事もたくさん言ってますね。いやホント若いってすごいなぁ… (恥ずかしいのでリンクは貼らないでおきます) え?別に全然変わってない? …ま、まあそれはさておき、当時はいちご100%レビューサイト、 じゃなかった「西野つかさファンサイト」としてブログ運営していた身としては 今回のニュースはさすがに見過ごせなかったわけで。 自然凍結して約2年近く経ち、完全放置されていたこのブログを久々に更新するに至ったわけです。 というわけで、やはり今回の連載復活/続編に思うところはあり。一言述べさせていただきたく。 ----------------------------------------------■続編のニュースを聞いてまず感じたこと ---------------------------------------------- まずね、嬉しさよりも「無いだろ」という感情の方が上回る わけですよ。 いや嬉しいですよ?嬉しいのは山々なんですが、 自分の中の「いちご100%」はあれで完結していますし、 それ自体には大変満足しているわけです。何より西野エンドだったですしね… そこから先は、幸せな二人の姿を読者が妄想し続けるわけで。 何より、改めて読み返してみても「いちご100%」の終盤は神がかっていて とてもよく出来たラブコメであり、見事な着地だったと思うわけですよ。 個人的にはラブコメの金字塔・名作として完結しているものを今このタイミングで世に出しなおす意味があるのか 、と複雑な気持ちになるわけです。 ハッピーエンド(西野派にとっては)で終わった物語の続き、 というのはラブコメにとって禁じ手のようなもの で、 下手をすれば元の方を壊しかねない危険な一手です。 タイトルを変えるならまだしも、「いちご100%」をそのまま使うわけですからね… 「EAST SIDE STORY」 ドラマCDでも「EAST SIDE」は東城綾の物語として作られていましたので、 間違いなく彼女が主人公となるとは思いますが…果たして。 ちなみに最終19巻あとがきで、作者である河下先生は下記のように語っています。>東城ファンの方々あまり悲しまないでくださいね。 >彼女の恋愛面での幸せは描けなかったかもしれないけれど、 >未来の幸せは絶対約束されています! 当初は東城エンドだった、という事まで語られており、 やはり彼女の幸せも形にしてあげたいという想いが強いのかもしれません。 そして「いちご16~17%(唯の後日談)」や「いちご18~19%(さつきの後日談)」といった形のように 東城サイドの後日談はありませんでした。 これが意味をするものは、果たして… ----------------------------------------------■続編がどうなるか考えてみました ---------------------------------------------- 連載始まるまでは妄想し放題ってことで、 このタイミングだからちょっと考えてみました。 今回どんな物語になるか、は大きく分けて3つの方向性があると思われます。(1) 高校卒業~4年後の同窓会までの物語 最も可能性がある時間軸はこれ。 同窓会において「ううん!あたしも卒業以来全然…」 という風に言っていましたので、 少なくとも4年間のうちに真中と何かあった、 という方向には持っていきにくいですしね。(白ばっくれてる感じでもないですし、たぶん) 元のエンディングを壊さない前提、 かつ「EAST SIDE」というサブタイトルを踏まえると、これしか無いだろうと。 そしてこの時間軸で期待したいのは… 4年間における「西野の登場」です。ええ。 真中とは会ってないけど西野とは会ってないとは明言してないわけで。 雪の日の邂逅以来、きっと二人は交わってないんですよね。 けど、まあやっぱり出てくるよね。出さんわけにはいかんでしょう! 出してください、河下先生…(2) 最終回後の物語 続編、というと一般的にはこっちですよね。 ただそうなるとどうしても「西野」「真中」「東城」の三角関係が再燃するだけで、 それはそれで正直面白そうなんですが、 その展開はヤングジャンプあたりが適切なんじゃないかと思うわけですよ。 だって22歳ですからね。高校生の時のようにはいかないドロドロさが出てくるでしょう。 一方、この展開だと東城エンドになる可能性が高く、 西野が泣くことになるので西野派としては容認できない わけです。 まあ何より一応「少年誌」でやるわけなので、 22歳のキャラクターたちの恋愛模様、ってのはちょっと背伸び感があるので難しいか。 まあ22歳以降の西野が見られるというご褒美はたまらない んですが… それはそれでお願いします、河下先生…(3) 最終回から●●年後の物語 これも続編にありがちパターンです。 が、となると主人公たちの年齢は少なくとも25~26歳とかになり、 ますます少年誌としては適さなくなります。その年齢の西野も見た…いですけど… あとはずっと時が過ぎて西野や東城の子供たちの物語になるケース。 まあこれはこれで王道ではあります。 もしくは西野と真中の子供と、東城の子供の恋愛ストーリー … なーんて想像するだけで、それはそれでドロドロな気がします。 いや別にドロドロの物語が見たいわけじゃないですよ? ちなみに上記の場合、西野の子供が男の子で、東城の子供が女の子になるでしょうね。何となく。 けど西野の女の子も見たいです、河下先生… というわけで順当なのは(1)だと思いますが、 まあ(2)でも(3)でも楽しめるだろうとは思っています。 とりあえず西野出してください河下先生 … ----------------------------------------------■主人公以外と結ばれるヒロイン、という世界 ---------------------------------------------- 真中は本当にダメな野郎でしたが、 それでも東城が心の底から好きになった男性でもあります。 そして順当にいけば、東城のお相手は真中ではない誰か、です。 何でしょうね、この「持って行かれてしまった」感 は… 成就しなかったからこそ、それしかないですし何の問題もないはずなんです。 けど恋愛マンガのヒロインって、ずっと主人公のことを好きでいてほしい、 なーんて男側の勝手が願望があるわけですよ。 現実はそんなハズはないんですが、漫画という世界だからこそ、 ヒロインに対してそれを求めてしまう。 それが今回崩れるわけです。どういう形にしろ。 僕らが見てきたのは「真中のことを好きな東城」 であり、 今ここにまだ出てきない誰かを結ばれる東城、 というのは受け入れがたい現象なんです。 このあたり東城派の方々はどう感じているのかをお聞きしたいところです。 (ニセコイで言うと、小野寺が一条楽以外と結ばれるエンドが描かれる感じですよね~) それにしてもタイトルが「いちご100%」である以上、 東城はまたその新キャラ男性にいちごパンツを披露する事になるんでしょうか…12年を経て蘇るいちごパンツ。 河下先生がどう描くのか、正直楽しみで仕方ありません。 ----------------------------------------------■12年間で変わった少年誌ギリギリのライン ---------------------------------------------- 最終巻のあとがきで、 河下先生は下記のように述べられていました。>ちなみに、いただいたファンレターの中で >「もっとさつきにエッチな事をさせてください!」 >という要望が2番目ぐらいに多かったです。 >描き下ろしのおまけマンガ「いちご18~19%」、 >あれが現在の少年誌(ジャンプ)ギリギリのラインではないかと思います。 >それで勘弁を… 12年前の少年誌(ジャンプ)ギリギリのライン ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓2017年現在の少年誌(ジャンプ)掲載されているギリギリのライン (若干アウト?) 河下先生…ラインが跳ね上がってます! まず間違いなく「To LOVEる」が突破した線だと思いますが、 ぜひ続編では格段にあがったラインを飛び越えていただきたい ものです。 ---------------------------------------------- ■というわけで ---------------------------------------------- 色々と思うところはありますが、 結局のところ連載復活、続編が出てくる事を楽しみにしている事は間違いなく、 そして「少年ジャンプG」という、これがなかったら絶対買わないだろう雑誌を まんまと買わされてしまうあたり、集英社の戦略にやられるわけです。 決まったものは仕方ありません。 全力で楽しみたいと思います。 え?全然一言じゃないって? いやーやっぱり「いちご100%」の事を語りだすと長くなってしまいますね。 けどね、言いたいのはやっぱり一言なんです。西野が好きだ、西野ともう一度会いたい。 それに尽きます。よろしくお願いします、河下先生… なーんて内容を 今年38歳になるおっさんが書く事じゃないね、と今ふと我にかえって思いました。 何だろうこの絶望感。26歳の時とは違う、違うんだ… 26歳でもダメか。(過去の記事を読み返して身悶えしながら) ---------------------------------------------------------------河下 水希 集英社 (2013-04-18) 売り上げランキング: 12,378
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いま一番気になるラブコメはこれだ!「繋がる個体」
HARIO ハリオ V60 レンジサーバー600 XVD-60B -お取り寄せ品- ラブコメが、好きだ。 とびっきり甘いラブコメを味わいたい。 胸をキュンキュンさせて転がりたい。 いくつになってもその気持ちは変わらない。 そんな自分が今いちばん気になるラブコメは何だ! と聞かれたら、迷わずこの作品を挙げたい。 「繋がる個体 」 週刊モーニングで絶賛連載中のこの作品、 ちょっと懐かしい雰囲気が漂う、甘くて可愛い絵柄。 けどその絵柄以上に胸キュンの甘いストーリーが繰り広げられます。 -------------------------------------------------- ■未練タラタラの元カノと、可愛いJK、どっちが好き? -------------------------------------------------- 30歳のサラリーマン・井口正行(通称まーくん)が、合コンで出会ったJK・ココちゃん。 ひょんな事から彼女から猛アタックをかけられるものの、 JKに手を出したら犯罪、という想いから断り続ける… もったいな…いやいや今時珍しい(!?)主人公。 けど酔っ払って一緒にホテルに行ってしまいました。(ただし泥酔のため未遂 ) さてさてそんなまーくんの職場には、同じ年齢の元カノ・くるみ がいます。 5年前に別れてからも、未練タラタラのまーくん。 もう一度何とか元サヤを狙い、そしてくるみも満更でも無い様子? まーくんが体調を崩した事をきっかけに、二人は事をイタしてしまうのですが… 翌朝には元通り。モヤモヤが続きます。 そんなまーくんに対し、猛アタックを続けるJKココちゃん。 けどまーくんが好きなのは元カノ・くるみなのです。 まあここまでは良くある(?)話。 問題は別のところ にありました。 JKココちゃんと、元カノ・くるみは実は姉妹 だったのです。※ここからネタバレあり。ご注意ください。 -------------------------------------------------- ■しまいど…三角関係、ここに極まり。 -------------------------------------------------- もちろん三人とも、そんな関係は露知らず。 ココちゃんは姉であるくるみに「落ちそうで落ちないんだよね」 と相談。 くるみは「ふふっ、がんばれー」 とエール。 一方、まーくんとヨリを戻すかを悩んでいる姉・くるみに対し ココちゃんは「とりあえず付き合っちゃえ!」 とハッパをかけます。まあ同じ男なんですけどね! 姉妹それぞれ、お互いが気になる人が同じだけど、それを知らない状況。 一方は元カノ。一方は合コンで知り合ってホテルまで一緒に行ってる。 さあどうなるか。気になります。超気になりました。 そして物語も進み…いよいよ3人がその事実を知る瞬間がやってきます。 -------------------------------------------------- ■「繋がる個体」の真の面白さはここから! --------------------------------------------------理解ってしまった、その瞬間。 ここから物語は大きく動き出していきます。「私この人とコンパした」 と、いきなりのぶっちゃけ発言なココちゃん。 自分の好きな人と、大好きなお姉ちゃん。 二人は昔付き合っていて、今も二人とも好きなんだ。 圧倒的不利な状況。 けれど好きだから。好きな人に、振り向いてほしいから。 ココちゃんは行動に出るのです。家に帰ったらJKが座って待ってる というシチュエーション。何だそれうらやm 終電間際。 それを逃したらもう帰れない。 部屋に入ってプシューっと、缶ビールをグビグビ。 本人は泊まる気満々。 さてさて。何も起きないわけがない状況に。 三角関係、結末やいかに。気になる方はぜひ単行本で。 -------------------------------------------------- ■好きな人に、好きになってもらうこと -------------------------------------------------- 大人になればなるほど、素直じゃなくなってくる。 うがった見方をしてしまう。 それは色々な経験をしたからか、色々なものを見てきたからなのか。 過去の失敗を繰り返したくない。 そんな風に思う気持ちは、とてもよく分かります。 辛ければ辛いほど、そうなんだよね… だからこそ、ココちゃんの真っ直ぐさ が、おぢさんには眩しい。「好きな人に好かれててむかつく!」 いちばん好きな人に、いちばん好きになってもらう。 とても難しいです。だから、叶うのなら、叶ったのなら、大事にしてほしい。 想いをぶつける事で叶うなら、ぶつければいいじゃない。 プライド?そんなことで大事なものを逃しちゃうの? ちゃんと、伝えよう。伝えてみよう。 読み終わったあと、素直にそう思えました。 素敵な読後感。素敵な作品。 …全2巻っぽく終わるこの作品、実は続くのです。 今現在、週刊モーニングで第2部連載中。いやはや…楽しみは続きます! -------------------------------------------------- ■繋がる、個体。 --------------------------------------------------「カラダだけ繋がったってしょうがないでしょう?」 このセリフを言える男性は中々いないかもしれませんが… いや、むしろカラダだけ繋がりたいという人も沢山いるかもしれませんが… 人と人。個体と個体。 個体だからこそ、繋がりたいんだ。 自分にはないものが、カチっとハマった気がするから。カラダとココロ、両方繋がりたい。 だから、繋がった時に幸せを感じるんだなぁと。 しみじみ思って仕方がないのです。 うーん、振り返ってみて、改めて強く感じました。 明るくて、笑えて、ハラハラして、胸がキュンとなる。 これぞラブコメ、これぞラブストーリー。 「繋がる個体 」、超オススメです。 ラブコメ分が不足していると思うあなたに、ぜひ読んでほしい。 とにかくココちゃん可愛いよココちゃん。 それだけで読む価値ありです。 -------------------------------------------------------------山本 中学 講談社 (2015-07-23) 売り上げランキング: 4,622
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8月2日
このシチュエーションと、このアングルがすごい! ふなつ先生はガチ神やで・・・ 参考:「妖怪少女-モンスガ- 」第64話より。
プロフィール
Author:たかすぃ
気が付けば40歳を超えましたが、未だにマンガを読み続けています。twitter もやってます。
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